久々の投稿。

 ぼくは今何を考えているか、それを書くことにしよう。日々練り込むように。毎日書くうちに何かが定まってくるだろう。思索の領域を高めることができるだろう。
 ぼくは今何を考えているか。何も考えていないということが事実だ。本を読んでいる。村上春樹アフターダークを読み終え、今は海辺のカフカを読んでいる。二つの世界がつながる話だ。(そう、書くことは苦しいことでもある)アフターダークの中で、マリの姉エリが眠っている部屋から、テレビの映る別の部屋、白川の職場とほぼ同じ部屋に移る場面がある。その別の部屋には最初、顔のない男がいる。そして顔のない男が消え、その部屋にエリは移ってしまう。なぜ、移るのか、わからない。暴力が関係している。それ以上のことは言えない。
 ぼくは今何を考えているか。自覚、ということについて、書きたいと思っている。悪のことだ。「わたし」と「あなた」の境目がなくなるとき、悪が起こる。「わたし」と「あなた」の境目がなくなるとき、事件が起こる。悪が巻き起こる。悪が、「わたし」と「あなた」の境目を生み出す。悪いこと、嫌なことをされる時、それは「わたし」と「あなた」の境目がなくなっているときで、そこ悪が境目を生み出す。ぼくは同じことをなんども書いている。これ以上の自覚があるだろうか。毎日のように考えたい。