2016-04-01から1ヶ月間の記事一覧

阿部和重「シンセミア」

二日前から、阿部和重の「シンセミア」を読んでいます。(今から書くことが、これからさらに読んでいく上での手がかりとなったらいいと思います。) 全4冊あるうちの、1冊目143ページ目です。ここまでで気付いたことをおさらいします。「登場人物が多い…

証人喚問します。どうぞ。 「はい」 お願いします。 「お願いします」 さっそく尋ねましょう。

記事更新休みます。

対話、F氏

「おはようございます。9時57分です。あなたは今日何をしますか」 ついさっき雨が止んだところです。写真を撮りに行くのもいいかもしれません。 「久々にあなたから「写真」という言葉を聞きました。(今、グレープフルーツの香りがしましたね。そのとき…

吉本ばなな「N・P」

吉本ばなな「N・P」について、いくつかメモをしておこうと思います。まだ60ページほどしか読んでいませんが、この段階でのメモを、読み終えてからしか受けることのできないものの、芽となっているか、予感があるか、あるいは、まったく別のことになって…

対話

「10時54分です。あなたは今日何をしますか」 まず、吉本ばななの「N・P」を読むことになります。これは、昨日の夜に少し読もうとして、ほんの少ししか読まなかった本です。なので1ページ目を開くと「160412」というハンコが押してあり、6ペー…

対話

「18:01分です。あなたは今日何をしますか」 その前に、今日何をしたか、について聞いてください。 「あなたはとても疲れています。22時には眠りそうですね。残りの4時間、何をしますか」 もうあと4時間しかないのですか。なるほど。時間を、その数…

わかりにくさ

ねむい。 眠りたいが、歩かなければいけない。 (あえて、読みにくく(つまりわかりにくく)書く人は、なんでか。わかりにくく書いたあとに、わかりやすく書き直したなら、いいけど。もし、なにかがそこにあるなら、そこにはなにもないよっ、あるとしても透…

道をぐんぐん歩く

コーヒーを飲むと目がさめる以上に落ち着かなくなる。つまり、ただじっとしていることがたまらなくなり、家にいるなら部屋のなかを行ったり来たりして、外にいたなら道をぐんぐん歩き続ける。一歩ずつ力強く足音がするくらいだ。このときいつも思い浮かぶの…

トオマス・マンとバルザック、カラス

昨日、トオマス・マンとバルザックの短編を1つずつ読みました。トオマス・マンは「魔の山」という長編で有名ですが、バルザックも比較的世間に知られているのは「ゴリオ爺さん」などの長編で、短編となると、あまり読まれていないようである。長編の方が面…

川にエックハルト説教集を落とした

川にエックハルト説教集を落とした。川というのは水がたくさん流れているあの川だ。そしてエックハルトというのはあのマイスター・エックハルトのことだ。今手元にはその本と、「カフカ・セレクションI 時空/認知」がある。昨日、家に面した道を右へ行って…