2020-01-01から1年間の記事一覧

ずずだずずだ、じぶごぼんときとくらっつぇ、ときとくらっつぇちゅーちーたむじょぶぼぶぶぼぼん、むくむくくむるこむろっぷもんめもと、ちゅきちゅきちーつぁつぷーぷるんぽーばらんだっぜ、じぎじーざぶんどぐらんぽっぺぷ、くるしい、ぱぷぱぷぽーぽめん…

くつり、くつり、ほらばああああ、じざすぷじゅずづつ、がぢごんごーらんぱてってんど、ぐりずばずずじい、じざじずぞっとんでいつーーーほら!じがじざむづつつ、ぢら!どぼるぼどーぞぞづ、からだがおぼえているつきのみのこのたと、じんぜじっでんどゆー…

海がさわぎ、大きな鏡がひとつ、わたしを映している。空を見ても地を見ても、苦悶するわたしの顔はどうどうと、せかいが割れ、そのき裂が古いたたずまいを、死んだ妖精の容貌を、ざわめきが死体を取り巻き、触れている手はとけ、消え入ろうとする火はあなた…

みぎうでをさしだした、みぎうでがせつだんされ、そのくうはくをあなたのみぎうでがうめた、らいめいがとどろき、わたしたちのからだがあらわになる、それは異様なかたちをしていて、その瞬間をしゃしんで切りとられる、わたしたちはじっと耐えなければなら…

ぐな、てか、ちょん、ばり、ぐな、てか、じょん、ばり、むつか、しい、こえのなかの、とりだせないもの、がたり、ひと、のこえの、せつめいできな、い、くるしみ、の、かたち、のこえ、の、ひらきのゆうぐれたそらはまっさおにわれてゆくガラスの瓶にほどけ…

水がぶくぶくと泡を立てあなたが分解、結合を繰り返し、ずっと先のヒビに膠着したとけ出した精神の身体を洗い流す導きが風景を死詩ある紫の柑橘ずっと魚のうろこが性器のふくらみをぬるぬるとした味わいとして次の段階へ、わたしは公園のベンチを裏返してな…

四枚の写真

四枚の写真 一枚目、駐車場だろうか、赤い車の後部が右にわずかに見えていて、その反対、左には大きな荷物だろうか、画面上部の濃いピンク色の傘、その黒いふち以外は、ぼけて、淡く、おそらく雨に濡れているコンクリートの地面が、空の白さ、あるいは赤い車…

三枚の写真

濡れたゆるやかな坂の地面に、四つの傘がひらかれて置かれている、ちょうどそこへ陽があたり、薄いピンクの花柄の傘と赤いふちのある白い傘が白くひかっている、透明な傘と紺色のチェック柄のような傘も、ひかりを反映しているが、柄がきれいに見える程度だ…

結局ぼくは父親なので、かつてされたように息子であるぼくにものを暴力的に与えて、ぼくが場所になったり、場所であるところのものになったり、ディズニー映画のようにものが動いたり(そう、それは与える、与えられた、わたしたちがうごめいているのだ)、…

「南無疾翔大力、明らかに聞け、明らかに聞け」 「きみはいつまでもそこにいた、そして耳を傾けている、ぼくはあなたを捨て、そのときの光が、いつまでもぼくを離さない、夕暮れが青い? 導き、果てるもの、体中がざわめく、きみは微笑んでいる、ぼくはいつ…

わたしの知らないあなたの言葉を、わたしは知ることになる。それによってあなたが変わってしまっても、わたしは大切にしなければならない。夜の木々が半透明な空気をわずかに触れ合わせながら、もう少し脱力して、でもそれは弛緩ではなくて、空気自体のもの…

朝吹真理子の『きことわ』、保坂和志の『残響』。

一ヶ月かけて朝吹真理子の『きことわ』を二度読んだことで、いま読んでいる保坂和志の『残響』を読みながらも、絶えず『きことわ』について考えている。『きことわ』について書いてみたい、書けそうだ、と思うのだけど、いざ書こうとすると書けない。いま、…

気づいたら暗くなっていたんだ、物干し竿には洗濯物が、時折空からの光、かなしみの鳴り、自由に認め合いたいと願う、意味のないことばの連なり、浮遊するもの、雨の中のサイクル、心臓部には卵白が、とめどない勢いの静寂、土の影の紫色の、その次の証を最…

わたしたちはいつも、どこにあるのかを知っている、古い屋敷のなかで、影がうつろいゆくとき、紫色の信じがたい値が、なにかを運ぼうとしている、その距離のなかで、なにを見たい? 不安にかられながら、時の経つのを待っているような、辛いものを食べた後の…

なにも書く気がしない。なにも考える気がしない。ぼくは空っぽだ。その目で、外を見る。雨が降っている。雨。 書かなければならないという欲動がない。それなのに書こうとするのはなぜか。ぼくにはなにもないのである。空っぽのかたちを考える。なかになにか…

秘密。予感のなかの出来事。やがてくるかもしれない苦痛のただ中で、黄色い景色ばかりが見える。インドネシア、太平洋。胡桃が割れて、わたしたちは移ってゆく。どこへ。なにが、苦しいんだ。果てしなく待つことのなかに、皮がむけたばかりの真実があるとし…