2019-07-01から1ヶ月間の記事一覧

死を覚悟して、指を動かし、文字を綴る。何が出てきても、ぼくは無抵抗で、打ち負かされても、何も言わない、思わない、わたしは半分機械だから、半分のことはやり過ごすことができる、もう半分は肉体が、その水分が食らうが、それをプールーがかばってくれ…

お前は、ただただ絶望すればいい。絶望して、苦しめばいい。それが生きる喜びなんだろう。それなのに何故拒絶しようとしている。すべてのものが光り輝くと信じているのか。虚無が圧せられると思っているのか。お前は、死に近づけばいい。死んで、いつかまた…

爪先立ちして狂わせて、井戸端回転、井戸端回転、できそこないのミイラが飛んで、侍一太刀切る、切る、切る。

血をぬぐうように拭いて、ひかる表面を指でなぞる。ご覧の通りわたくしは、体が半分機械になった、その体で湖に落ちたんだ。書くことだけでは震えない、地殻変動が刻まれる、空高く、思うものもなく、明らかなことは確かで、自由の競争が行われる、ほら、見…

世界はどんどん壊れてゆく。ぼくはぼくとぼくをした。

扇風機が怖い。表情を変えずに風を送り出している。ぼくは扇風機をにらみつける。割れてしまえばいい。でも何も変わらない。当たり前だが、それが怖い。ぼくは足の指で扇風機の風量を調節する。強、から弱、になる。もっと怖くなる。ゆっくりとゆっくりと風…

生きとし生けるもの、その解体をば遂行し、天の力を恵みとともに授かり、何が起こったのかわからないまま白は白で黒は黒く描写する。