扇風機が怖い。表情を変えずに風を送り出している。ぼくは扇風機をにらみつける。割れてしまえばいい。でも何も変わらない。当たり前だが、それが怖い。ぼくは足の指で扇風機の風量を調節する。強、から弱、になる。もっと怖くなる。ゆっくりとゆっくりと風…
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