2019-08-01から1ヶ月間の記事一覧

片岡義男『窓の外を見てください』を読み終えた。ある批評家がツイッターに書いていたように「超自然体メタフィクション」だった。小説のなかに小説があるというのも不思議だった。小説のなかの小説が、小説を追い越そうとしていって、小説なのか現実なのか…

片岡義男の『窓の外を見てください』を三分の二ほど読んだ。その前に読んでいたカフカの『巣造り』も読み終わった。『巣造り』に関しては、もう十分感想を書いたので、『窓の外を見てください』について書こうと思う。『窓の外を見てください』は、駆け出し…

なにも書くことがない気がするが、書いてみる。ぼくは、今日はほとんど本を読んでいない。かろうじて読んだのは、福田拓也の『惑星のハウスダスト』の中の詩二篇である。『惑星のハウスダスト』を読んでいて思ったのは、坂口恭平の『けものになること』との…

カフカの『巣造り』を読んでいる。読んでは体調を崩している。いまのぼくにはまとまった量の文章を読むことができない、耐えられるだけのぎりぎりの量の文章を読むことにしている、それでもぼくは昼頃から調子を崩して、昼寝、というより横になって目をつむ…

カフカ『巣造り』

今日読んだのは、カフカの『巣造り』と、片岡義男の『窓の外を見てください』。『窓の外を見てください』は、昨日は結構読んだが、今日は数ページも読んでいないから、カフカの『巣造り』について書くことになる。ぼくは、親友が書いた『夢』という小説を、…

血、乱れて、意識、消えて、震える、手先を、透明な水に、漬ける、それ、がふくらみ、糸は、解釈を過ぎて、絶対、不安定、存在、散らばって、肉とともに、啄ばまれる、これは、詩です、不安定な、詩です、死です、紫色の、カンダタのように、閉じられたもの…