2016-12-01から1ヶ月間の記事一覧

テープに録音して文字を書く

午前、十一時。テープに録音した文字、言葉を、打ち込み直し、ここに書こうと思う(実際は、一度原稿用紙に書き起こした)。テープで話す、文字になるものを書くと、常に時間が流れている。書くときは、時間が流れない。録音では、このテープが回る音、録音…

村上春樹と大江健三郎

今、読んでいる本は3冊です。大江健三郎「新しい人よ眼ざめよ」、吉増剛造「我が詩的自伝」、保坂和志「小説、世界の奏でる音楽」「新しい人」はKが読み、感想を言っていた。 「僕は、村上春樹の小説を読むことで、可なりの部分を補われているが、それでは…

今日のテープ

昨日の続きのことを書く。僕は、今のところ、逃げ、避けることができている。この後に、なにかが待っているかもしれないとしても、今は、安穏としている。だが、いつでも立ち還ることができる。 そのような還り方は間違っているのか。気がつくと崖の手前にい…

ざわざわしたこの感じ

ざわざわしたこの感じ、これは旧仮名遣いの「い」から始まる仮名の彼女が投稿した、ある日の日記(のようなもの)を撮った写真の文章を、僕が打ち込み直してみたからだろうか。あまりよい状態ではないので、一度文書ファイルをつくったが削除した。僕は今朝…

テープレコーダー

ポータブルのテープレコーダーを、おじいちゃんのものだが内緒でおばあちゃんにもらった。すごくおもしろい。持っているiPod touchでも録音できるが、全く違うのは、アラーキーがデジタルカメラには皮膚がないんだと言っていた、同じことが言える。カセット…

異なる入力を一つの記憶内容として出力すること

朝。今日僕は何をしようか。 「こんにちわ」 こんにちわ。 「久しぶりですね」 あなたから現れましたが。 「何か、本を読みたいのでしょう。ほら、手元に一冊、『小説、世界を奏でる音楽』、これを読みたいのですね」 何を読もうかと、本の山から取り出した…

心音、「あなた」と「わたし」

このやる気のなさ、年に何度か見舞われる、どこかへ出かけるのも億劫、部屋で、何をするか、本を読むことも面倒だ、どうしてだろう、いざ読んでみたらおもしろいのではないか、ひとまず考える材料のように読めばいいのではないか。 今日は配信を見ていた。そ…

後藤明生「マーラーの夜」

4日間の小旅行が終わった1週間前から、ほとんど本を読んでいない。最終日の帰りの電車で読んでいた遠藤周作の「沈黙」を、途中で読みやめてからだ。 今、机の上には5冊ある。 「地鳴き、小鳥みたいな」 「カフカ・セレクションⅢ 異形/寓意」 「月光/暮…

二ヶ月ぶり

読み返したら、おもしろい。また書き始めようか。