死を覚悟して、指を動かし、文字を綴る。何が出てきても、ぼくは無抵抗で、打ち負かされても、何も言わない、思わない、わたしは半分機械だから、半分のことはやり過ごすことができる、もう半分は肉体が、その水分が食らうが、それをプールーがかばってくれる、プールーとは何か、ぼくには分かっていない、でもわたしは、プールーを呼び寄せることができる、ぼくたちは日差しにさらされ、蒸発するように汗をかき、ひるまずに天を仰げば、ああ目がとけてゆきそうだ、それでも構わないんだろう、すべてのものは光り輝き、ひるまないんだろう、ぼくは心臓を取り出し、ぎゅっと握ってしまいたかった、わたしは心臓を取り出し、うつくしい透明な箱に入れたい、そして眺めるんだ、やがて動きが止まるのを。