気づいたら暗くなっていたんだ、物干し竿には洗濯物が、時折空からの光、かなしみの鳴り、自由に認め合いたいと願う、意味のないことばの連なり、浮遊するもの、雨の中のサイクル、心臓部には卵白が、とめどない勢いの静寂、土の影の紫色の、その次の証を最果てて、縮まってゆくメロンの幽体、明らかな感じた向こう、相対的に静かに導いてゆく、土のかたち! もうすぐ晴れるかもしれない、その時には笑うことが、間を通り越して、元気になるために切って、自動的で、そのことを苦しんで、ガムテープを貼るんだ、街角できみを待つ、そこにぼくはあらわれる、どうして、と君、わかることをわからないように入ってゆく、考えられるものの糸、辻褄を合わせてゆく、もう少しで、帰ってくることができるから、また遠くで、紙を切り刻んでゆく、その粉を空へ、そして川へ散ってゆく、これが呪い外しだ、ぼくにはこのようにしか書くことができない。