わたしたちはいつも、どこにあるのかを知っている、古い屋敷のなかで、影がうつろいゆくとき、紫色の信じがたい値が、なにかを運ぼうとしている、その距離のなかで、なにを見たい? 不安にかられながら、時の経つのを待っているような、辛いものを食べた後の甘いもののような、古びた光景を目の当たりにしている、信じられないことのなかで、もう何度も満ちてゆくのである、積み木を崩しながら、紫色の繁殖に目を届かせて、まだ帰ることができない、わたしたちは考えなければならない、なにを、なにかを、その空気が切れるように、切れたそれを飲み込むために、もう少し、待っていてほしい、まだ絶望感があるときのような、古い感触を手にして、満ちてゆく光景、絶景は一瞬のうちに飲み込まれても、最果ててゆく季節、緑色のままで、考えられるものをすべて注ぎ込みます、わたしたちはミルクの足し算をして、あふれさせます、変えようとするものをたしかに、蟹のようになりながら、キャラが崩壊して、一から始めようと思った、黒いチューブのように。