写真

 1枚目の写真は、撮ろうとしたよりもやや遠めから撮ってしまいました。左上部に映っている空は、ここで撮りたかったものとは少し違っているということと、ここで撮ろうとした、中心にある銀色の小さなドラム缶のようなもの(二つ)や、同色の長い筒のようなものや小さな四角い箱のようなものやレンガや石や葉のついてない細い枝の木々や、その背景になっているすぐそばの斜めになった四角形の建物の縦に線の入っている壁などが、客観的になりすぎてしまうということがあります。最近、このような撮ろうとしたものとの距離の捉え方の難しさを感じるようになりました。遠くも近くもないたしかな距離。それは対象と直線的なものではないので、編集ではどうにもならないものです。
 それと比べると、4枚目の写真は少しうまくいっているようです。中心から右へ、特に上部にかけてややたるんでいるので、あと1歩ほど右から回り込むように撮ってもよかったかもしれないですが、ここで写っている、赤茶色のものーー三種類の大きさと形のことなる重なった鉢植えや消化器やショベルカーのすくう部分がもっと平らになっているような機械のその錆びた鉄の部分やどう体やーー
 ここまで書いてもう飽きたので次の写真に移ることにします。