食っちゃ寝、の生活。何もしない体験は、死や無の深みを受け入れる時間となる。本を読めるようになろうと思う。作家たちは、生死の境をぎりぎりで通過するすべを持っていて、小説は、その成果なはずだ。生死の境、ぎりぎりのライン。ゆっくりと、着実に、本を読めるようになろう。
 今は、山下澄人の「ほしのこ」を、半分読み終わったところだ。打ち込みもしながら、小説を読み、感想をここや、ツイッターに書こうと思う。この数日で、絵を描くようになった。踊るようにもなった。小説を読む生活を中心に、詩を書き、絵を描き、踊り、そして打ち込もう。この生活の、最初の地獄の一ヶ月の間に書いた小説を、きちんと産み落とすことは、これからの生活で、とても大切なことだ。打ち込み終わったら、一度推敲し、印刷し、形にして、Kに渡す。