疲れ果てた目で、これから何をのぞもうか、植物が目に映る、かすかに風に揺れている、やはり深部へ、触れようとしている、それでも途中の体で、気が触れそうでおそれながら、目をつむることにしよう、何も見ないということか、いいや体の奥底からあふれ出す、避けることはできない、ならなぜ目をつむるのか、開けていても飛び交い、閉じていてもあふれる、逃げ場を求めているのか、そういうわけでもない、ともかく眠ってしまえば楽だ、夢を見る、目を覚まして少し動いただけで消えてしまう夢を、それでもいい、疲れ果てた目は休まるだろう、そのまま呼吸をととのえ、続きに踏み込むことができるだろう。