夢を見つめる、意図的な背景を無視して、そこに開かれているのはわたしの心臓、変わらないものの石、操作的面、重要度は変わらない、かすかなうねり、形容詞の剥奪、さまよう言語、そこら中にばら撒かれて。

さらばと言おう、この古びた町を捨てて、かれは空中に穴を開けて、その中へ入ってゆく、ほら簡単さ、そのままでいい、穴は閉じられてゆく、気配だけが残る。

雑音だらけの場所で、精神を研ぎ澄ます、肉体を突き放して、アスファルトに向かう、無理強いはしない、それでも行くべきだ、明かりが消えた後で、手さぐりに掘り起こす。