東浩紀岡田斗司夫の対談。 
 キリスト、ブッダソクラテスは、本を書くことに関心がなく、人に向けて言葉を語る。この言葉になったのは、あなたに話しているからだ、と。絶対性の中で生まれる。それ以降の時代では、本に書かれる。一人に直に伝えるのではなく、広く多くの人々に語るために本が書かれる。と岡田斗司夫
 これはこうでこうこうこうだからこうなんだ、と説明しても、人は動かなかった。と、東浩紀東浩紀の思想は、一人に向けて伝わるものではなく、多くの人々によって出来ている世界そのものに向かって伝わってゆく。その内の一人一人の、自覚できないほど不覚にまで、影響を及ぼしていく。