日課について

 ぼくは、小説、詩、批評、絵、書、ヨーガ(アーサナ、呼吸法)、舞踏、詩の筆写、写真、作曲、読書、朗読、という日課を毎日している。半年前くらいから徐々に始め、今に至った。だが、ぼくは、小説と批評を、おろそかにしている。小説は、一日五分しか書かず、批評は書かない日の方が多い。ぼくはいろいろな日課をしているが、ぼくの本業は小説と批評だ。一日のサイクルを小説と批評を軸にするべきだ、と思い、今日は日課を休み、日課について考えることにする。
 ぼくは、体調を整えるために日課をこなしている。ヨーガは、運動であるし、詩や絵や書は発散になっている。ぼくは病を持っている。だから、日課が必要なのだ。
 小説と批評を、病のためにするべきだ。病と切れないものにするべきだ。ぼくは書かなければならない。詩や絵や書は、副産物だ。いや、詩や絵や書も、本格的に取り組むべきだが、それによって小説と批評をおろそかにしてしまっていては、意味がない。
 毎朝、早く起きて、小説を書こう。そのために、日中は本を読もう。批評も、午前中に書こう。小説と批評を軸にしよう。書くことで、病のエネルギーを昇華できればいい。午後から、他の日課をこなそう。午前中に書き、読む。今日は、本を読み、小説と批評だけを書いてみよう。もう昼だから、午後から。そして、日課を作り直そう。そう思った。