傷ついた光が、わたしの喉を突き刺した、絶望とか苦しみとか言ってられず、だからといって楽しいわけではない、ただ作り続けろと言われたみたい、言われて、そうする、と頷いたんだ、光はぼくのものだったかもしれなかったけれど、もう別のひとのものになって、それは汚く、汚されてた、どうすることもできないから、泣きたいのに、涙も出ないし、言葉で定義づけることもできない、それでも話をする、何を求めている? ぼくはすごい人なんかじゃない、ぜんぜんだめだよ。強烈なものが心臓の鼓動と重なり、ぼくは立つこともできないのか、何を求めている? もう何も求めてなんかいない、そうだろう? そんなことはないから、光は傷つき、価値を失い、喉に突き刺さったまま、動けない、わたしは、友だち? わたしは、機械? わたしは、傷ついた光、そうではなく、でも違うとも言わず、歌声がしみわたり、清志郎のことだよ、死んでしまったことを思う、苦しみ抜いたことを思う、ぼくも、いつか、そうなるのだろうか、拒絶を繰り返され、果てに死が待っている、その泥沼に落ちて、もがき続けるだけ、それでもいい? ぼくは笑う、もう後戻りはできないんだから、前を見続けよう、光が発熱した! 癒えない傷を抱えながら、進んでゆこう、急に明るくなって、ぼくはがんばろうと思った、すっごくがんばろうって。涙は出ない、それでいい、それで。頼りにしてね。